debugRoom

ハチミツとクローバー(1)〜(7) 羽海野チカ



クイーンズコミックス[集英社]

一挙オトナ買い。
友達から借りて読んでいましたが、先月最新刊が発売されたので、ついでに全巻購入に踏み切る。
基本的に少女マンガって機会があれば読むし面白いの多いけど、購入までには至らないケースが多い。
音楽も同様で、女性ボーカルのものって聴きはするけど買いはしない。基本的に。

だもんで、ハチクロは僕の本棚に並ぶ数少ない少女マンガの内の一つになりました。
本棚ねーけど。

何が良いかと問われると、抽象的に言うと色んな意味で心のことせん(←なぜか変換できない)をくすぐられる、みたいな。
言ってしまえば青春モノなんですが、あれかなー、読者が共感させられる部分が多かったり、感情移入できたりする。登場キャラが生きてるって事なのかなー。
笑いどころでちゃんと笑わせられるというか、そういうところがファン層を広げているのだと思います。老若男女。
要は、少女マンガだけど男にもお奨めって事です。


自分にとって良い漫画とは、絵もそうなんだけど、テキストの良し悪しの方が大きなファクターになるらしい。
最新刊である7巻にも、心の琴線しばかれる多くの台詞があります。ビシビシと。
この場で挙げられるものとして、大工の棟梁の台詞。

青春キングの主人公が自分探しの旅に出て、そこで出会った大工さん一行。金の尽きた主人公は大工さん達に拾われ、働いて稼ぐ事に。ある日、その内の若い衆が主人公に対して、気に入らないと食ってかかります。いつもヘラヘラ笑って気に食わない、おまえは恵まれてる、俺なんか16の時から働いてて云々・・・。そこに棟梁登場。

不幸自慢するな。誰だって何かしら抱えて生きてる。張り合い始めたらキリがない。不幸に向かってヨーイドンして、そこに何の意味がある?

確かこんな感じだったかと。うろ覚え。

愚痴と不幸自慢は違ってて、前者はともかく(自分も言うしね)、後者はする/される両方好かないです。
両者紙一重なんだけど、似ているようで全然違う。
ただ、世の中本当ヘヴィな人生背負ってる人がいて、そういう人がそうなってしまうのは、幾分差し引いて見ますけど。
まぁ自分の不幸を話のネタに出来る、または敢えて表に出さない人間でありたいもの。



話を戻して。
4/14からアニメも始まりました。時間帯は深夜なんですが、良いデキです。
OPテーマがYUKIちゃん、挿入歌はスピッツ、スガシカオ、EDテーマはスネオヘアー。



         スネオヘアー?





と思った人も多いでしょう。
でも聴いてみたら意外とマッチしてる、とボクは思いました。
つか、ちゃんと歌聴いたの始めてだったので。

それに関連して、TVブロスにオーケンと吉田豪という人の対談が載ってました。なぜにオーケン?
思わず買ってしまったんですが、どうやら作者の羽海野チカがオーケンのファンらしく、以前ダヴィンチで対談したこともあるんだとか。
こちらも併せてお奨め。

comments (0)-

Comments

Archives
Other
Profile